久しぶりの投稿で、しかも車屋らしく整備ネタです。

コンティニュアスリバリアブルバルブリフトコントローラーの交換で大ハマリしました。

http://www.adachi-car.com/article/detail.php/1275/641889

とか

https://www.nikko-j.co.jp/repairnavi/detail.php?jn=3402

の記事を参考にさせていただき、FAINESを見ながら作業を行ったのですが
磁石で取れませんでした。
そこで、

溶接棒を使いました

上の写真にあるように、3本の溶棒を手曲げして、下から押し上げる方式で取り出しました。
それでも完全に取れなくて、上からつまめる状態になったら、二人がかりで
一人はハンマーとマイナスドライバーで、ショックを与える人
もう一人はつまんだ状態から引っ張り上げて抜く人
という方法を取りました。

振り返ってみると、

1.「抜けねぇだろ」と「下から抜けば良いんじゃない?」って考えて上から
  ピンを押し込んだ。
  その結果として、下側のクリアランスがますます少なくなった。
2.マイナスドライバーで抉れば、変な力がなくなれば磁石で
  取れるはずという思い込み

が時間がかかった原因かと思います。

実際の作業では下から押し上げるにも、上記1によってクリアランスが
減ったため、溶棒を潰して薄くしました。
それが、上から2本です。
どの程度までクリアランスが減ったかというと、シックネスゲージで測った
ところ、0.5mm程度まで減っていました。
したがって、溶棒を0.5mm程度まで薄くしました。
これらを使って、下から押し上げて、上側と”ツライチ”程度まで持ってくる
ことに成功しました。

そして、3本目を使って、溶棒をハンマーで叩くことで、下から押し上げを行いました。
イメージとしては、U字になっている棒の片側を上から叩けば、反対側は押されて上へ上がるって感じです。
U字の釘を打ち込むイメージでしょうか。

新品のコンティニュアスリバリアブルバルブリフトコントローラーについているピンを、磁石で取ろうとすると、簡単に取れます。
しかし、使っている状態のピンは、「サビで固着してる?」ってくらい外れません。
この固着は、”力が加わっている”から発生しているとのことです。
そこで、”力が加わってない”状態で安定させれば、磁石で取れるだろうと思います。
が、
その状態を作ることを目指すよりも、ハンマーとマイナスドライバーで、ショックを与えることで、瞬間的に”力が加わってない”状態ができれば、その瞬間は、引っ張り上げて抜けるのではないかと考えました。
そして、2人がかりの作業を行ったのです。

さて、どの程度ハマったかです、
この作業にかかりきりではありませんでしたが、外すまでに5日間かかりました。

https://ameblo.jp/ogakie-mts/entry-12682013391.html

この中で紹介されている道具でも外せたかも知れません。

やはり、「上から抜くもの」に対して、「下から抜こう」って考えては
だめですね。
押しちゃダメ、絶対。(笑)